【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


私は木下さんの方を見た。

案の定木下さんは睨んでいた。『柴崎くんに触るなよ』と言ってるみたいで怖い。

でも、柴崎くんも放っておけない。

「どうした有村。」

「なんでもありません。行ってきます」


私は先生に返事をして柴崎くんの腕を掴んだ。


「柴崎くん立てる?」

「悪いな。」


柴崎くんも保健室に行く気になったようだ。