【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


「柴崎くん!?」


真っ青な柴崎くんはきょとんとしながら先生を見た。

目が、死んでるように見える。


「俺、大丈夫です。ただの貧血です。」

「その貧血が危ないの。」

「ただの貧血で、」

「同じ事を言わせるな。有村、保健委員だろ。」

「はい。」

「柴崎を保健室に連れて行け。」

「で、でも・・」