【企画短編】笑ってよ、柴崎くん!


「いーい!茉利子の柴崎くんには近づかないで!わかった?約束して!」

「う、うん」


私がそういうと、木下さんはにこっと笑顔になった。

「じゃあ、いいわ。でも破ったらただじゃおかないから。」

「でも、隣だ・・・」

「口答えしないで!」

「・・・うん。」


キーンコーンカーンコーン・・・


私が頷いた後、チャイムが鳴り、休み時間が終わった。

私たちは教室へ戻った。