周りからは「俺のオモチャになってくれんのか??」「どっかにいじめがいのある子、いないかなぁ。」という井ノ上君の声が聴こえる。






そんな声に返事するように「キャー!!それなら私が!!」「いや、私がなります!!」「ちょっと!!」という女子たちの争い声が聴こえてくる。







ひっ…。恐ろしい。とてもじゃないけど私なんかがあの中に入ったら大変なことになるに違いない。







そして今日も私は、井ノ上君に存在を知られることなく帰っていきました。