運命の人がもしかしたら陸の世界にいるかもしれない。 けどその代償はどちらかが背負わなくてはいけない。 そんなのに耐えられる? だから私は人間の世界に行ったことがない。 なのに、わたしは人間の世界に行くことになった。 南太平洋の国の王女として恥ずかしくないよう 教養やレディーとしての嗜みを身につけるため。 という面目のもと運命の人を探しに行ってきなさい と母様から言われた。