「…良いですか?多数決をとりますよ?」 長く続いた沈黙を破ったのは、委員長の冷静な声だった。 クラスの皆は何も口から発する事なく頷いた。 「…では誰からでも良いですので、人狼だと思う一人を述べてください」 「…はーい。俺は中村愛香さんが人狼だと思います」 すぐに隆也が立ち上がって言った。 残りの皆はタイミングを見計らうように、周りをキョロキョロしている。 「…私も愛香に…」 ボソッと誰かが呟いた。 それに続くように、皆が中村サンの名前を述べていった。