「…まあ言えば、一目惚れみたいなものなんだけど…そんな簡単なやつじゃないんだよな…」
「…何かカッコいい…」
「…バカにしてる?」
「してません」
「…因みに、誰にも言うなよ?分かった?」
「……うん」
陸斗がゆっくりと頷いた。
「…じゃ、俺ん家はコッチの方向だから。また明日」
「うん。…じゃあな」
俺達は手を振って別れた。
陸斗とはまだ会ったばかりだったが、もう親友と言えるほど仲良くなっていた。
俺が心を許せる友人の一人だった…。
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