「ちょっと…っ…委員長!!」

「…お座りくださいッ」

委員長が絢音を振り払って、言い放った。

絢音はビクッとなって椅子に座った。


「さて、改めまして開始いたします。…お好きなように討論してください」

委員長の言葉に、皆は戸惑った顔を見せた。

しかし、暫くすると口を開き始めた。

この場にいる全員が、怪しい人物をでっち上げる。

…自身が的になれば、更に違う相手を身代わりにする。

…ただのゲーム中とは思えない程、酷い光景だった…。