キスも終わり、目があったので私は焦れったいように視線をそらした。 …きっと梨真なら、恥ずかしがって視線をそらすだろうと思ったからだ。 「…まさか、こんな所で梨真と会えるなんて…」 「…ぇへへ…。…颯…時間ある?」 「大丈夫だよ」 「…じゃあ…少し喋りたいな…」 「…俺も」 そのまま私達は、小さな公園に入った。 ベンチの横にある街灯が寂しく辺りを照らしている。 …まだ分からない。 颯が、目の前の人物は梨真ではない事に気付くかもしれない。