「…反論は無いかな」 「……梨真の頭脳にはホントに感謝してるよ?…だけど…梨真のせいで、叶えられなかった願いもたくさんある」 梨奈が喋るのを、私は黙って聞いていた。 「……だから……梨真は要らない子」 梨奈がナイフを振り上げたのを見届けた私は、ゆっくりと目を瞑った。 ……アレ? 降りてこない。 梨奈の振り上げた腕が、降りてこない…。 「…何で、命乞いをしないの…?」 私が目を開くと、梨奈はそう言った。