…梨真は泣いていた。 必死に笑おうと… 笑おうとしながら… ずっと泣いていた。 今日、とても大きく見えた梨真。 でも、いつもの優柔不断で気が弱くて優しい性格は全く変わっていなかった。 本当にやりたい事を他人のために我慢してしまう梨真のままだった…。 …そして次の日の朝。 お父さんは会社へ行って、もういなかった。 しかし、お母さんは私達の朝ご飯を一人で黙黙と作っていた。