隆也の虚ろな瞳。 …やっぱり、この人もダメになっちゃったんだ。 私は、そう感じていた。 …自分の事しか考えられない、私と同じ…。 「…梨真」 隆也はツカツカと梨真の近くへ寄っていくと、梨真を抱きかかえた。 「…りり、隆也君…?ちょ、ちょっと…っ」 梨真の顔が一気に狼狽えた。 隆也は、そのまま梨真の部屋へ向かう。 「梨奈…っ?助け…っ」 私は梨真を一瞥した後、リビングを出た。