「…お母さんもお父さんも…梨真が欲しいって言ったんだよ!」

「…止め…っ」

「…梨真は…どっちにするか選ぶ事が出来たのに…!!」

「…私は…」

「…何で私なんかを庇うのよ!だから良い子ぶるのはウザいの!!」

「梨奈…っ」

「…梨真には何もかも負けるの!何で!?見た目も大して変わらないじゃん!なのに何で…っ」

「…そんな…」

「……とにかく!…許さないから」

そう言い捨てると、梨奈は私の部屋から出ていった。