「…わ、私…っ、」 <ピーポーピーポー…> 早苗の言葉を遮るようにして、救急車の音が鳴り響いた。 その音に早苗が異常な程、反応した。 「…早く言いなさい」 梨真がサイレンの音に負けじと、ハッキリした口調で言った。 「…私…階段から…突き落としたの…。…あの大人数じゃ…私が突き落としたなんて…バレないと思ったから…」 早苗が息を荒くしながら言った。 私の頭は未だにフリーズ状態だった。