『…梨奈…一人…?』 「……梨真と二人で、どう?」 『…梨真…?…良いよ。…お願いだから、他の子達は連れてこないで…っ』 「…うん」 『わ、私…駅前の大きな広場の片隅の花壇の近くにいるの…』 「…分かった。…絶対にそこから動かないで」 <ブチッ> 私は相手の答えを聞くよりも早く、電話を切った。 早足でリビングまで戻る。 「…アイツ、どうしたって?」 「……サボるって」 私は低い声で言った。