「私は…、」 「…梨奈…っ」 「…そう、梨奈。狼の…梨奈」 …確かに、違和感は感じていた。 …何で梨真が、昔の姿の俺を知ってるのかって。 知るはずないのに。 「…そんな…。…お前が梨真を…皆を…!」 「…うん。消しちゃった。…梨真が悪いの。…約束…ううん。警告したのに…梨真が破っちゃうから…。梨真が颯を持っていっちゃうから…」 梨奈は溜め息をついてから、先を続けた。