…でもダメだ。 こんな人狼ゲームを放って消えたりなんて出来ない…! 「梨奈に一票」 「私は千夏に」 「…俺は、颯に一票」 ふと自分の名前が聞こえて、俺はゆっくりと顔を上げた。 …いつの間にか、投票の時間になっていたみたいだ。 「…後は颯だけだよ」 隣に座る梨奈が、俺を見た。 「…俺は…市川千夏に」 俺は遠慮がちにボソッと呟いた。 ……早く終わらせたかった。