「……あ、もう帰らないと」 ケータイを鞄に入れて、俺は立ち上がった。 「…帰るの?」 「明日が提出日の宿題があるんだ。まだ、やってないから」 「…そっか」 そう言うと茉子も立ち上がって、門まで送ってくれた。 「今日はありがとう。突然、押し掛けちゃってごめんな」 「あ、いえいえ!私こそ…大した話も出来なくて…」 「ううん。部屋でも言ったけど…今日は茉子に勇気を貰えたから満足だよ」