揉み合った俺達は、その拍子にカーペットに倒れ込んだ。 そして必然的に俺は、梨奈を押し倒す形になっていた。 「…止め…離して…っ」 下で必死にもがいていた梨奈の動きがピタッと止まった。 梨奈が、頬に落ちた自身の物ではない涙をゆっくりと拭う。 「梨真…」 梨奈の上に俺の涙が、どんどん落ちていく。 「梨真ぁ…っ」 「……いいよ。…私で颯の隙間を埋められるのなら。…私、梨真になるよ…?…ん!!?」 俺は唐突に梨奈に激しくキスをした。