「…何で…今回だけ…隆也は…一週間も休んだんだろ…」 息が上がり、言葉が途切れ途切れになる。 「…どういう意味ですか?」 委員長がゆっくりと首を傾げた。 「ほら…これまでに捕食された人は…皆…討論会の当日に消えていたのに…」 梨真が意味を逸早く察したのか、隣でハッと息をのんだ。 「…今回の隆也は…先週の討論会が終わってから…すぐに…姿を見せなくなった…!」 「……確かに」 「おかしいね…!」 教室が少しざわめいた。