次の日。

俺と梨真は遊園地へ来ていた。

…あ。

もちろん、学校が終わってから。

「…次の乗り物が最後な」

「えー」

梨真が拗ねたように頬を膨らませる。

「もう暗いし」

「…んー、そうだなぁ…」

梨真は地図を指でなぞりながら呟いた。

「アレ、乗ろーっ」

地図から目を離した梨真が、ある方向を指差しながらニコニコしている。