「…長島陸斗が人狼だと思います」

「…は?」

俺は思わず、言葉を漏らしてしまった。

梨奈も陸斗自身も、驚いたような顔をしていた。

「…多数決により、長島陸斗さんが追放されました。どうぞ、出ていってください」

「…違う!俺は人狼じゃない!!違うって!」

「…追放されました。さあ」

陸斗は委員長に背中を押されるまま、教室を出ていかされた。

「…追放された長島陸斗さんは…市民でした。…残りは狼と市民と合わせて、7人です」