「私もー」

続けて梨奈も俺に乗っかるように、ヒラヒラっと手を振った。

「…お、俺も…」

そして、陸斗がおずおずと山口に表を入れた。

微かに顔が強張っている。

…そして残るは隆也だけ。

隆也が山口を選んでくれれば…
陸斗の追放は避けられる…!

俺が隆也を見ていると、ふと隆也は俺の方を見て笑いかけてきた。

そして、隆也は告げた…。