「…一家心中したらしいよ…っ」

「…はあ?あの美希が自殺?有り得ないよ」

「そうそう!美希ん家って…お金持ちだったし」

「…それがね…最近、会社で商品の売り上げが悪くて倒産寸前だったらしいよ」

「嘘ーっ?…なのに、金持ちの雰囲気を出してたってわけ?」

「…って事だよね」

「…マジかよー。…まあ、ばちが当たったんじゃない?」

教室に美希の取り巻き達が居ないからか、結構ズバッと悪口を言った。

「はは。確かに」