「おはよ」

次の日の朝。

俺は教室に入ると、椅子に座っていた陸斗の肩をポンッと叩いた。

「お、おはよう…っ」

陸斗は驚いたように返事をした。

陸斗は緊張しているみたいだったが、何だか嬉しそうだった。

暫く他愛なく喋ってると、他クラスの女子が教室に駆け込んできた。

「ねえ、皆聞いて!!ビッグニュースだよっ!」

「…朝からどうしたのよ?」

「…美希がね…」

その女子は急に小声に変わった。