こんな暗い中で聞いてるからか、少しながらの恐怖感が俺にもあった。
「お金目当ての犯行。…警察はそう言いました。…確かに…兄は鞄から財布だけを抜き取られ、闇討ちに遭ったみたいな感じで死んでたのですから」
委員長が肩を竦めた。
「…兄はいろんなバイトをして、お金を貯めていましたので…美希達は兄が意外と多くのお金を持っていたのを知っていたのでしょう」
「…でも…美希って家はお金持ちじゃ…?」
「…そう。ですから…ちょっとおかしいでしょう?…まあ最近は…会社が上手くいっていなかったみたいですが、当時は安定していたのだろうと思います」

