「…美希には兄とは別に、彼氏がいたんです。…兄は美希にとってはただの遊び相手だったんだって…」 「ひど…」 隣で陸斗が小さく呟いた。 「…まあ…兄だって、それだけで自殺するような神経質だった訳じゃないんですけど…」 「…じゃあ…どうして…?」 梨奈が問いかける。 興味津々で聞くような話じゃなかったけど、俺達は続きを聞かなくちゃいけない気がした。 「…殺されました。美希と美希の本当の彼氏に」 「ぃや…っ」 梨奈が後ろから軽く抱きついてくる。