「…梨真のせいじゃないから」
「だって…私が美希ちゃん達に捕まらなかったら…!」
「…俺、痛くねぇし…大丈夫だから。…慣れてるしさ」
「…捕まらなかったら…颯はこんな怪我をしなくて済んだのに…」
「…大丈夫だって。…梨真こそ…大丈夫?」
「私は…ただ眠らされてただけだから…」
…と言う梨真の手足にいくつものアザが出来ているのは、俺だって気付いていた。
「…じゃ、これは?」
俺が梨真の腕を掴んで目の前に晒すと、梨真は不安そうに瞳を揺らした。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…