「…っ」

「…ぅ…あぅ…」

「……泣くなよ」

「…うぅ…ぅく…っ」

「…梨真…」

そう、あれから何十分たったんだろうか。

対してよく覚えてはいないんだけど…
俺と梨真は、梨真の家にいた。

俺の向かいでは、梨真が泣きながら俺に包帯を巻いてくれていた。

「…ごめんなさい…」