「…信じられない」 梨奈がキツい視線で言った。 その瞬間だった。 委員長の顔から表情が無くなったような気がした。 悲しそうな顔でも、怒った顔でも、笑った顔でもなくて。 感情が全く捉えられないような顔だった。 一緒にいた皆も気づいたかな、ってぐらいの一瞬。 なのに俺には、何十分にも感じたんだ。 「…梨奈」 「…何?」 梨真と梨奈の声で、俺は我に返った。