…いや。
…正確には、俺の背後を指差したのだが。
「…さっきまで一緒にいて…颯が勝手に走りだすから…つい着いてきちゃった」
俺の後ろで隆也がテヘッと舌を出した。
「てて、テヘッ…じゃねえよ!颯も何で連れてきちゃうのかなぁっ!?」
「…すいませーん」
超怖い梨奈に、俺は素直に謝っておいた。
「…まあ良いじゃん。せっかく来たんだし、隆也君も入りなよ」
「り、梨真…っ!?」
「…家の前まで来た隆也君を仲間外れにするのは可哀想だもん…」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…