「…ふぅん。まあ、覚えてるって顔してんじゃん」 「…忘れたくても…忘れられねぇよ…」 「…じゃあ…私は?私は覚えてないの?」 そこでようやく、俺の記憶の中のある人物と美希とが一致した。 …倒れる男子達の前で、泣き叫ぶ一人の女子。 負けじと俺を睨み付けてくるその女子には… 手を出さないまま、俺はその場を去ったんだ。 「…あれは…美希だったんだ…」