ふりむきもしないキミ




「しーおーりーん!!
ひーなーたーん!!」




浮き輪でぷかぷか浮かんでる亜美が早く早くと手招きしながら大声で叫んだ。



その隣にいる司くんは煩かったのか、眉間に皺を寄せて耳を塞いでいた。




「遅くなってごめん!」



氷那朶に浮き輪をかぶせ、それを引っ張りながら二人のいる方に歩いてく。
やっぱ、水の中だから歩きづらいな…。