「しおりっち、この暑さはさすがにないわ…」 「しおりん…。あたし溶けちゃうかも……」 「かき氷食べたい」 「本当だね…。この暑さは私でも耐えきれない…」 プールについた私たちは、司くん、亜美、氷那朶、私の順で口々に太陽の暑さに対する愚痴をこぼしていた。 あ、氷那朶だけは愚痴じゃなくて食べたい物だった。