ふりむきもしないキミ





パチンと自分の頬を両手で叩き、喝を入れる。




よしっ!
私から話しかければいいだけのコト!






私ならできる。
否、私だからこそできる。




そう思えば、キミに対する恐怖心も少しは取り除けたような気がした。