ふりむきもしないキミ




気まぐれの方がいいかもしれないって思ったのは氷那朶には内緒。



だってキミは“難攻不落の壁”の様に、難しいんだ。




だったら、深雪さんみたいな気まぐれの方が、私と話してくれる確率が上がるかもしれない。




何でこうも人生は難しいコトだらけなんだろう。




「悩んでも仕方ないコトは世の中にたくさんある。
だから、悩みすぎても良くない」



「そうだよね…。氷那朶ありがとう!」




今更悩んでも仕方ないコトを、悩んでも意味ないんだ!



これから、私がどう動くかにかかってるんだ。