ふりむきもしないキミ




玄関を出ると、門に寄りかかってる氷那朶。





「汐莉、時間ギリギリ」





「ご、ごめん」




こういうコトは、よくあるコトだから氷那朶はさほど怒らない。


だから、適当に返す。





「もう松本さんがいつもの場所で待ってるんだから」




腰に手を当てて仰け反っている。
怒ってるのか、わかんないし。




「ブッハっ、おっかしい!!」




流石に、10秒近くやられてたら堪えきれなくて吹いちゃった。