ふりむきもしないキミ



群がってた女の人達はカフェには入らずに、外から見てたらしく、店内の席にすんなり座れた。




席について、前から話そうと思っていたことについて話すことにした。





「ねぇ、この前の誘いどうしたらいいと思う?」







「う~ん。汐莉がそうしたいならいいけど」




前に少しだけ話したから、いきなりのことでも氷那朶はちゃんと理解してくれた。






「わたしは出来るなら、チャンスがあるならやりたい!
だから、氷那朶も付き合ってね!」







「そうだね。デビューの時から組んでたもん。二人で一組だよ」








嬉しい。
氷那朶がそう思っててくれて。