「氷那朶ー! 見てみてニューなわたし!」 待合室で雑誌を読んでいる氷那朶に声をかけ近づきながら髪を触る。 「バッサリ切ったね。前は胸下くらいだったのに」 「今は肩くらいでしょー」 笑いながら氷那朶を見る。 「うん。けど、似合ってるよ」 優しく笑う氷那朶は、やっぱり日向のようで。 脳裏に映るキミとは、正反対なんだ。