「よしっ!このくらいが似合ってるわよ」 そう言って鏡に映るわたしに笑いかけてくる。 「うん。わたしもそう思った」 それにこたえるように、鏡に映るヤスさんに笑いかけてる。 よしっ! わたしは今日から変わるんだ。 髪を切ったのは、キミへの想いを断ち切るため。 自分へのケジメなんだ。 これからは キミを視界に入れずに生活するんだ。