「んで、用があってよんだんじゃ?」

「んー?まぁ、仕事着でも仕立てななぁと思うて」

へらへらと笑いながら手元にはじゃらりと音

をたてる巾着の様なものが捕まれていた。

「街、行ってみたない?」

「みたい!行きたい!!」

私は身を乗り出して頷いた。

「ほな、決まりやな!着替えて門の前に一刻たったぐらいに来ぃや」

「うん!わかった!!」