キーンコーンカーンコーン

″ザザッ6時になりました。学校に残っている生徒は…″

広報委員の子が放送をかける。

「えぇー、もぅこんな時間ぢゃんっさぃあくぅ~っ」

そう言って結愛は私達の鞄を持ってこっちにきた。

「はぁい、みのりんっ!」

美乃里は泣きながらよろよろと立ってそれを受けとる。

「早く帰ろー、私眠い。」

私はあくびをしながら歩き出す。

「あははっ、悠莉ってばまた夜更かししてたんでしょ笑」

「なぁーんで悠莉ゎ生活リズムだめだめなのにニキビできなぃのぉ~っ?」

私に小走りでついてくる郁美と結愛。