そう怒鳴りながら扉の方を睨みつける秀悟の視線の先には、緋ノ戸君と柿出君を引き連れた剣君が。


「そんなに怒るなよ。血圧上がるぞ?立置」


「グッ……!お前等全員B組の生徒なのに、なんでいちいち隣のクラスまで来るんだよ!!」


剣君と秀悟の間には火花がバチバチと散り、A組の皆は気マズそうにお昼ご飯を食べていた。


「秀悟…声大きいって。もう少し静かにしようよ……」


なんでこんな事になっているのかきちんと説明しますと――――…剣君が今日でお昼休みにA組に来る様になって3日目だから。


最初に来たのは、月曜日だった。