そんなある日。放課後靴を履き替える時柳田が声をかけてくる。



「今日、ちょっといいか」



彼に連れられて来たのは彼のバイト先のバーだった。

「今日は俺らのおごりだ」


そういってカウンター席に強引に座らされた。


何が何やらさっぱりわからない。


おごりといえどもオレンジジュースとスナック菓子だったけれど。



何が何やら分からぬまま30分が経過した。


カランコロンと入り口の扉が開く。




いつも見慣れた制服の女の子が2人入ってきた。


もちろんそのふたりにも見覚えはある。



渋谷麻衣ともう一人は・・・塩崎綾だった。