おとぎの国のお城ではいつもと同じ一日が流れておりました。



「鏡よ、鏡。魔法の鏡よ。おとぎの国で一番美しいのは誰だい?」


「それは王妃様でございます。」


「やはりそうかい。私が一番美しいのね。」


「えぇ。もちろんでございます。」