【萌衣side】

華ちゃんと同じクラスで気分が舞い上がってる♪

やった♪やった♪やった♪


私は華ちゃんと次の授業の理科室に行くため、廊下を歩いていた。

そこに見覚えのある顔があった。

「あ!」

入学式に会った中野君と中野君の親友の桜川君だ!

「あ、おまえ前に会ったおもしれぇ奴だ。確か、倉阪だよな?」

少し微笑みながら中野君が言った。

その笑顔に不覚にもキュンっとしてしまったのは秘密。


「はい。倉阪萌衣です!1年B組です!」

私は元気よく答えた。


「倉阪と、上松だっけ?今日、昼飯、屋上集合な。」

親指を立て、はにかみながら、中野君がそういった。

「「はい・・・!」」

私と華ちゃんは声をはもって、笑いあった。