二人並んで、道路を歩く。

…日差しの暑さが気にならなくなったのは、どういう魔法なんだろう、とか思いながら。





ひとつ気に入らない事が残っているとすれば、結局諸葛亮孔明…いや、宗方の策略通りに事が進んだって事くらいだろうか。

きっとアイツ、並んで教室に入る、角が取れて丸くなった俺とお嬢見たら、ニヤニヤ笑ってからかってくるんだろうな。

いつかアイツとも決着つけなきゃだけど…。






お嬢と冷戦終わったし、まぁどうでもいいか。