「――よろしく頼む、解散」



すぐに会議をした。今回も天堂を加え、翔炎と十史郎も参加しこれからのことを伝えた



桜李は百鬼夜行に行き、天堂の百鬼夜行は本家で十六夜を守るということだ



いつ仕掛けてくるか分からないといっても十六夜が弱っていて回復しにくい今だ




「親父、あの鈴姫って奴は俺が倒す」


「おぉ、任せた」



本家は天堂や翔炎、十史郎に任せて空を駆け上がって百鬼夜行へ向かう



嫌な空気が充満している。そしてあの鈴姫の妖気の気配。前兆か…





「んだ、こりゃあ!」


「うわー、頭痛ぇ!」


  
しゃん、しゃん



鈴姫の鈴の音。だんだん大きくなってくる音に耳を塞いでも頭の中に響いてくる



暗闇から現れた鈴姫。桜李が神楽鈴に一太刀浴びせたため、あの時程の威力は無いが苦しめるには十分だった