「お前、新稲だよな?」 「あ、は、は、はい。」 怖すぎてまともに話せない。 でも、なんで、私の名前を知ってるの? 「そこのショートの女!」 それって杏奈のこと? 「はい??」 「こいつ、昼休借りてい?」 「どーぞーどーぞー」 「杏奈〜」 私は泣きそうに杏奈と呼ぶが杏奈はニヤけてる。 杏奈、酷いよ! 私をこんな怖い人に渡すなんて!! 「じゃーねー!」 と私に手を振って屋上から出て行った