しばらく桃菜と雑談していると、 担任から2人の男子生徒は離れた。 あ、蓮と、池田くんだ。 「あ、早瀬くんと池田くんじゃん。しかも2人共……」 「びしょ濡れ………」 私はこちらに向かってくる蓮に話しかけた。 「……っ蓮…どうしたの?びしょ濡れ……」 「優愛。大丈夫だから。」 そう言って、職員室を出て行く蓮と、池田くん。 「優愛、追いかけな。早瀬くんの事!」 そう桃菜に、背中を押され 私は蓮の事を追いかけた。 「蓮っ!!!」